sitemap english page

お問い合わせ アクセスマップ

JWCSのブログ
携帯版JWCSサイト
スポンサー

→Special Thanks

絶滅のおそれのある野生生物

絶滅のおそれのある生き物の数

地球上の生き物のうち、絶滅のおそれがあるとわかっている種(*)は、植物と動物を合わせて16,118種にもなります。この数字はIUCN(国際自然保護連合・本部スイス) (**)が、世界各国の研究者が調査したデータを取りまとめて作成した「レッドリスト」の2006年版によるものです。

しかし対象になっているのは、正式に学名がついている約156万種の生き物だけです。地球上にはまだ学名がついていない生き物が、学名がついている生き物の10倍以上もいるのではないかと推定されていますので、人知れず絶滅してしまう生き物はもっといると考えられます。

(*)絶滅のおそれのある種とは絶滅寸前種、絶滅危惧種、危急種の合計
(**)IUCN 1948年に設立。日本を含む83カ国、日本の環境省、外務省を含む110政府機関、国際NGO82団体、JWCSを含む各国のNGO736団体、投票権を持たない35の外郭団体が会員。レッドリストを作成するのは、IUCNの委員会のひとつ「種の保存委員会(SSC)」。この委員会には世界各国の約7000人に及ぶ専門家がボランティアで関わっている。(2006年5月現在)

IUCNのレッドリストは、個体群や生息地の状態などの科学的な基準によって種の状況を分類しています。

絶滅(EX) すでに絶滅したと考えられる種
野生絶滅(EW) 飼育・栽培での生存、あるいは過去の分布域以外で帰化して生息している状態でのみの生存
絶滅危惧TA類(CR) 絶滅寸前。ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い。
絶滅危惧TB類(EN) IA類ほどではないが、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い。
絶滅危惧U類(VU) 絶滅の危機が増大している種。今までの状況が続くと近い将来、絶滅危惧T類になることが確実と考えられる。
準絶滅危惧(Lower Risk) 存続基盤が脆弱な種。生息条件の変化によっては「絶滅危惧」の上位ランクになる要素をもっている種。
情報不足種(Data Deficient) 評価するための情報が不足している種。
未評価種(Not Evaluated) -

絶滅の危機は増えている

IUCNレッドリストの1996/98年版と2006年版を比較すると、10年間で絶滅のおそれのある生き物がますます増えていることがわかります。

絶滅のおそれのある種が多く生息する国

熱帯、とくに山間部や島の種が絶滅のおそれにあります。(IUCN2006年版レッドリストより)

▼絶滅のおそれのある種の多い国

※IUCN2006年版レッドリストより
エクアドル 2,180種
アメリカ 1,178種
マレーシア 917種
インドネシア 857種
中国 804種
メキシコ 771種
ブラジル 721種
オーストラリア 639種
コロンビア 614種
インド 569種
日本 215種

*絶滅危惧TU類
*動物植物種の合計

絶滅の原因

絶滅の原因の99%は、人間の生活や経済活動によるものです。とくに生息地の喪失の影響が最も大きく、絶滅のおそれのある哺乳類の86%、鳥類の86%、両生類の88%の種の原因になっています。

※IUCN2006年版レッドリストより
哺乳類 原因の33%は狩猟、乱獲などの利用過剰
鳥類 原因の30%は乱獲と移入種。とくに島に生息する絶滅のおそれのある鳥のうち67%の種は移入種が原因。
両生類 原因の29%が汚染、気候変動。そして17%が、おもにツボカビ症による病気
海洋生物 利用過剰と生息地の喪失
淡水生物 生息地の喪失、続いて汚染や移入種が原因