私たちにできること
買わなければ殺されない

象牙の印鑑や虎骨を使った漢方薬は、輸入は原則禁止ですが、国内で販売されています。こうした野生生物製品の日本での需要が、密輸や密猟を誘います。密輸・密猟は、犯罪組織の手っ取り早い資金源。野生生物が生息する地域に犯罪組織が入り込み、村が密猟に依存する経済になってしまったり、レンジャーが密猟者に殺されたり、野生生物だけでなく人間の不幸も招きます。
不幸の連鎖の始まりは「野生生物製品を買う人がいる」こと。象牙の印鑑や虎骨・熊胆(ゆうたん)を使った漢方薬は代替品が普及しています。べっ甲のアクセサリーやスローロリスなどの珍しいペットは生活必需品ではありません。買わないことが、野生生物を守る第一歩です。
身近な人から伝えよう

店頭に並んでいる象牙の印鑑から、アフリカやインドにくらすゾウを思い浮かべるのは難しいでしょう。野生生物の状況を知らずに買ってしまう人が減るように、「伝える」ことも野生生物を守ることにつながります。
また人間の生存に欠かせない酸素の供給や水の循環も生態系のバランスの上に成り立っています。「野生の世界は野生のままに」、生態系のバランスを守ることは地球環境を守ること。自社の利益、自国の利益ではなく、地球規模で考える人が増えるよう「伝える」ことはとても重要です。
意見を言おう
社会に対して意見を言うことは勇気がいりますが、省庁が政策の決定に際して募集するパブリックコメントや、新聞などへの投稿で意見を言うこともできます。力のある業界の意見だけがまかり通らないよう、「地球益」から意見を言うことはとても大切です。






