安藤元一 JWCS会長逝去

安藤元一

 安藤元一JWCS会長が3月24日逝去されました。69歳でした。ご葬儀は親族で行われたそうです。
 安藤氏は2006年より理事、2013年からは会長として、当会の発展にご尽力いただきました。
 専門は野生動物学で、東京農業大学、ヤマザキ学園大学教授を務められました。代表する著書に『ニホンカワウソ 絶滅に学ぶ保全生物学』東京大学出版会2008があり、IUCNカワウソ専門家グループのメンバーとして活躍されました。
 2020年1月4日に当会が開催した公開理論研究会「野生動物離れ」が、最後の研究会となってしまいました。会報『JWCS通信』No.51(2007)では、「ウガンダにおける野生動物の価値」と題して野生動物の価値が地域や時代によって異なることを提示しており、野生動物と人間社会の関係の問題提起を続けていらっしゃいました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

なお、JWCSの新会長に小川潔・東京学芸大学名誉教授が就任しました。

安藤元一

写真:2020年1月4日 公開理論研究会「野生動物離れ」 東京・地球環境パートナーシッププラザ