【CBD COP11レポート】愛知ターゲット3・補助金の取組み少ない!
まずは情報収集 会議2日目
会場について、JWCSが作成した報告書英語版のURLを書いたチラシをIUCN日本委員会の展示の前やNGOのミーティングルームの前に置きました。JWCSが研究を始めた、愛知ターゲット3・生物多様性にに影響を及ぼす補助金について、海外の報告はないか情報収集を始めました。
9日火曜日は、IUCNによる愛知ターゲットキャンペーンについてのサイドイベントがありました。9月のIUCN世界自然保護会議において、愛知ターゲット20の目標のうち、どの目標に関するワークショップがいくつあったかのグラフが示されました。
一番ワークショップが少なかったのが、ターゲット9の外来種、次がターゲット13の遺伝子の多様性、3番目がが目標3の補助金でした。世界的に見ても目標3は取り組みが少ないようです。
でも、COP11の重要テーマ・愛知ターゲット実現にための資金確保のワーキンググループでは、各国家予算とともにODAの大きさについての発言がありました。「生物多様性を保全する補助金」もまた、大いに議論されるようになってほしいものです。
IUCNのサイドイベントでは外来種問題に取り組むグループの活動が紹介されました。生物多様性に有害な外来種のランキング1位は飼い猫でした。身近なところから生物多様性保全に貢献できることがありそうです。
(JWCS理事 鈴木希理恵)