象牙代替品を選ぶ日本の消費者

野生生物保全論研究会(JWCS)は、8月にインターネット調査によるマーケットリサーチを行いました。
・「買いたい象牙製品や今後買う予定の象牙製品はない」と88.3%が回答
・「象牙と同じ品質の新素材が開発され、象牙と同じ価格で販売された場合、象牙代替品を選ぶ」と64.1%が回答
・「象牙を取るためにゾウが殺されていることを知っていた」と63.6%が回答
・代替品よりも象牙を選ぶ人はゾウが殺されていることを知らない傾向があり、ゾウが殺されていることを知っている人は代替品を選ぶ傾向があった。(有意水準1%で有意差あり)
この調査結果は、日本の象牙の需要は少なく象牙国内市場を閉鎖しても影響は小さいことや、象牙代替品が過半数に選ばれており、ゾウが密猟されている現状を知れば、さらに代替品が選ばれる可能性を示していると考えられます。