ワシントン条約常設委員会報告会を開催しました

2017年12月21日、ワシントン条約常設委員会の参加報告会を、地球環境パートナーシッププラザで開催しました。なぜウナギやイワシクジラがワシントン条約の議題になるのかを野生生物保全論研究会の鈴木から、そして国内象牙市場閉鎖が決議されて以後、中国の今月末での市場閉鎖をはじめ、いくつもの国が市場閉鎖に向けて法律改正の動きがある中で、「日本の象牙市場は違法取引と関係ない」という姿勢を崩さない日本政府についてトラゾウ保護基金の坂元雅行事務局長から報告しました。

イワシクジラも象牙国内市場閉鎖もワシントン条約の条文や決議を、日本政府が独自に解釈して、その解釈が多くの国から支持されず、日本は条約を順守していないと判断されています。

次回2018年10月の常設委員会に向けて、イワシクジラについてはCITESの調査団が来日し、国内象牙市場閉鎖については常設委員会が求める情報を日本政府が報告し、「なるほど、日本は条約順守に努めている」と認められなければ、勧告が出されます。一番厳しい勧告は条約事務局が他の締約国に対し「日本とワシントン条約対象種の取引をしてはいけない」と通達を出すことです。

このような政府の見解とは違う情報を国内に伝えることも、NGOが国際会議に参加する意義の一つです。