世界の絶滅危惧種を評価するIUCNレッドリスト

国際自然保護連合(IUCN)はJWCSがメンバーになっている国際組織です。そのIUCNが作成するレッドリストは、地球規模で種の保全状況を調査し、絶滅のおそれのある種をリストアップしています。IUCNレッドリストは、世界の研究者によって構成されるIUCN種の保存委員会(SSC)や、国際的に野生生物の保護研究活動を行っている団体の協力などによって作成されます。※1新規タブまたはウインドウで開きます

最新のIUCNレッドリストでは、絶滅のおそれのある種(CR,EN,VU)の割合が両生類では40%(推定値の下限32~上限53%、以下同じ)、哺乳類では25%(21%~36%)、鳥類では14%(13.6%~14.1%)、サメとエイの仲間では30%(18%~58%)、などとなっています。※2新規タブまたはウインドウで開きます

IUCNでは、2020年までに16万種を評価するという目標を立てています。まだ生息の状況が調べられていない種が、絶滅の脅威にさらされているおそれがあります。
絶滅の原因となっているのが、哺乳類では「生息地の喪失」が最大で、次が「利用」です。※3新規タブまたはウインドウで開きます

・グラフデータ出典
IUCN Redlist “Numbers of threatened species by major groups of organisms(1996-2014)新規タブまたはウインドウで開きます

「絶滅のおそれ」を評価する基準

「絶滅のおそれ」は絶滅リスクに応じたカテゴリーに分かれています。

※IUCNレッドリストカテゴリーと基準3.1版(日本語)はIUCN レッドリスト新規タブまたはウインドウで開きますのウェブサイトからダウンロードできます。

絶滅させないための活動

・ゴリラの生息地での活動を支援

JWCSは、JXエネルギー(ENEOS)がCSR活動の一つとして行っていた「クリックで守ろう!エネゴリくんの森」からご寄付をいただいて、ゴリラの生息地で活動する「ポレポレ基金」と「WCSコンゴ」を支援してきました。
ゴリラの保護には、ゴリラの生態や生息環境の調査だけでなく、生息地周辺の人々の理解と支援が重要です。そのためにエコツアーによる収入確保、住民の教育や生活向上などにも取り組んでいます。
これらの活動の成果は当会の会報「JWCS通信」にてご報告してきました。
『JWCS通信』No.64(2011年12月発行)~No.82(2017年11月発行)に連載した、ポレポレ基金(ポポフ)とWCSコンゴによるゴリラの生息地支援活動(全20回)は、こちらからお読みいただけます。

・世界の野生生物の状況を発信

世界各地の野生生物の情報の多くは英語で発信されています。これらの情報が野生生物を絶滅させない選択につながるよう、経済活動を通じて世界とつながっている日本の消費者、企業、政策決定者などに伝える活動をしています。
ブログ「ワイルドライフニュース」新しいタブまたはウインドウで開きますは、JWCSの翻訳ボランティアの方々の協力により、世界各地で活動するNGOや、ワシントン条約・生物多様性条約・ボン条約などの事務局が発信する情報を日本語で紹介しています。また「noteブログ」新しいタブまたはウインドウで開きますは、スタッフにより世界の野生生物保全の現状を詳しくお伝えしています。